Windows95が出てからもう30年。
パソコンを買ってインターネットにつなげられた日の感動は、今でも覚えてる。
今では考えられない低いスペックのパソコンが何十万もして、中々変えずに悩むこともあった時代。
そこからたった30年で驚くほど進化して、今はAIの時代。
ChatGPTの登場で、時代が大きく変わった気がする。
まだ正確性には欠けるものの、ネット上の情報を整理してちゃんと読める程度は最低限やってくれる。
基礎的なプログラミングなら、AIに訊けば9割がた正確なものを創ってくれる。
あとは人の側で手直しをするくらい。
更に進化して、画像や短編動画まで作れるようになってきた。
具体的な命令文さえ与えれば、人間は補助的な作業をするくらいで、レベル的にある程度問題ないものが出来上がってしまう。
これってスゴイことだ。
だが、反面怖いことでもある。
なぜかって、その内に人の手を一切介さなくてもAIが自動で処理をしてしまう時代が来るかもしれないからだ。
実際、いわゆるホワイトカラーの仕事は、見えないところで減り始めている。
それでも人は快適なオフィスで、簡単な事務仕事をして稼ぐことを夢見ている始末。
今のうちにITの世界に慣れ、AIをどのように使いこなすか身に付けておかないと、いざというときに生計を立てられなくなる。
大企業でさえ簡単に倒産してしまう現代。
仕事はある。
ブルーカラーの。
とはいえ、カラダを使うことに慣れていないホワイトカラーは、ブルーカラーの仕事は決して選ばない。
そこなんだよね。
ITやAIについて学ぼうとしない。
かといって、カラダを使って働くこともしたくない。
一体、何を売りにして稼ごうとしているのだろうか。
時代は先へ進んでいて、多くの人間は先の時代を見ることを拒んでいるようにしか思えない。
いやあ、日本はどうなってしまうんだろうか。
今の働き方に疑問を感じている人は少なからずいて、実際に手を動かしている。
彼らを見習って、ぶつくさ言わずに手を動かせるものだけが生き残れる。
そんな時代になってしまった。